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篠原 正憲; 石塚 悦男; 島崎 洋祐; 澤畑 洋明
JAEA-Technology 2016-033, 65 Pages, 2017/01
高温工学試験研究炉の起動用中性子源交換作業において、中性子線による作業員の被ばくを低減させるため、燃料交換機遮蔽キャスク下部に仮設中性子遮蔽体を設置した場合の線量当量率をPHITSコードで計算した。この結果、仮設中性子遮蔽体を燃料交換機遮蔽キャスク下部に設置することによって、中性子線による線量当量率を約1桁程度低くできることが明らかとなった。また、実際の交換作業において、仮設中性子遮蔽体を設置した結果、作業員の被ばく積算線量は0.3mSv人となり、前回の0.7mSv人と比較して半減させることができた。
森岡 篤彦; 櫻井 真治; 奥野 功一*; 玉井 広史
プラズマ・核融合学会誌, 81(9), p.645 - 646, 2005/09
フェノール樹脂を母材に、ホウ素を5重量%を混練して成形した300Cの耐熱性能を有する中性子遮へい樹脂材を新たに開発した。開発した中性子遮へい樹脂材のCf中性子源を使用した中性子遮へい性能は、代表的な中性子遮へい材であるポリエチレンの中性子遮へい性能とほぼ同じであった。この中性子遮へい樹脂材は、重水素放電時に超伝導コイルの核発熱を低減するための中性子遮へい材、並びに真空容器のポート部の漏洩中性子の遮へい材として適用可能である。
吉澤 道夫
放計協ニュース, (29), p.2 - 5, 2002/05
日本原子力研究所・放射線標準施設(FRS)には、熱中性子,速中性子、及び減速中性子の校正場が整備されている。これらの校正場については、昨年(平成13年)4月の放射線防護関係法令の改正により線量換算係数が大きく変更されたことから、基準線量当量率の変更及び見直しを行った。本稿では、上記3種類の中性子校正場について、現在の基準値とそのトレーサビリティの現状及び法令改正に伴う変更点を述べる。また、散乱線の評価をはじめとして、これまで各校正場について行われてきた特性評価結果の概要をまとめた。
G.D.Spriggs*; R.D.Busch*; 桜井 健; 岡嶋 成晃
Annals of Nuclear Energy, 26(3), p.237 - 264, 1999/00
被引用回数:12 パーセンタイル:66.1(Nuclear Science & Technology)原子炉内に任意に分布した中性子源の強度を、等価な基本モード中性子源強度へ換算する係数gを導出した。この係数の有効性を、FCA-XIX-1炉心において実証した。
J.R.Dumais*; 吉澤 道夫; 山口 恭弘
JAERI-Tech 98-005, 65 Pages, 1998/03
原研・放射線標準施設棟には、中性子線量測定用の個人線量計やサーベイメータを校正するためのRI中性子源を用いた速中性子校正場が整備されている。この速中性子校正場には、線源カプセル、スタンド、空気及び壁等からの散乱線が含まれており、線量計の校正に影響を及ぼす可能性がある。そこで、MCNP-A4モンテカルロコードを用いた計算により、各散乱成分の割合及び中性子エネルギースペクトルの評価を行った。さらに、ボナー球検出器を用いた実験により中性子エネルギースペクトルを求め、これに基づき計算結果の補正を行った。その結果、線源から100cmにおける散乱線の混入割合は、中性子フルエンスについてCfで23%、Am-Beで19%であった。これらを線量当量に換算すると、Cfで13~14%、Am-Beで8~10%であることが明らかになった。
石川 勇
Radioisotopes, 46(8), p.567 - 572, 1997/08
ラジオアイソトープ中性子源を利用するラジオグラフィ技術について、概要と国内における研究及び利用状況と諸外国の状況について紹介した。国内の状況では、原研が昭和50年度から進め、基礎的な実験結果を踏まえて1mgのCf中性子源を装備した中性子ラジオグラフィ装置へ至るまでの経緯とそれにより得られた研究成果について述べた。国外の状況については、利用が盛んなアメリカの状況を紹介するとともに将来の予測についても若干言及した。
J.R.Dumais*; 吉澤 道夫; 山口 恭弘
JAERI-Tech 97-033, 35 Pages, 1997/07
原研の放射線標準施設等に設置されている黒鉛パイル熱中性子校正場に関して、混入する中速及び速中性子成分が個人線量計等の校正値に与える影響を計算で評価した。連続エネルギーモンテカルロコードMCNP-4Aを用いて、校正場の中性子スペクトルを計算し、中速及び速中性子成分の影響を解析した。その結果、黒鉛パイル外の照射場において、中速及び速中性子成分が熱中性子成分に及ぼす影響はフルエンスで2%、線量当量に換算すると10~14%であることが分かった。また、速中性子領域に感度を有する線量計を校正する場合は、中速及び速中性子成分の影響を十分考慮する必要があるが、熱中性子測定用の線量計をファントム上で校正する場合には、この成分の影響は無視できることも明らかになった。
石川 勇
Proc. of 11th KAIF/KNS Annual Conf., 0, p.611 - 619, 1996/00
日本原子力研究所、アイソトープ部が、民間企業、公的機関、原研の基礎研究グループと協同で開発した、Cf線源を用いる中性子応用技術のうち、いくつかの注目すべき応用例についての報告である。1)高精度コークス水分計として、Cfからの中性子とガンマ線の同時透過測定をパルス波形弁別技術により実現した。2)中性子吸収トレーサ技術を石炭液化実験プラントにおいて、石炭スラリーの流れの観測のために採用した。3)中性子の多重散乱や十分な熱化によって、鉄板ではさまれたプラスチックフィルムの厚さ計を開発した。4)原研で開発された中性子イメージングプレートの応用技術に関することなどの内容を紹介した。
井上 義教
JAERI-Research 95-073, 11 Pages, 1995/11
速中性子線でin vitro照射した血液リンパ球中に誘発される二動原体染色体に関する低線量域における線量-反応式は殆ど発表されていない。そこで、中性子線被曝事故時に必要な、このような領域における線量-反応式を求めるためにこの実験を行った。ウサギの血液を平均エネルギー2.35MeVのCf中性子線でin vitro照射した。照射は2-20mGyの線量範囲で行い、線量率は0.145-0.31mGy/分であった。線量-反応式を線型回帰分析により求めた。本実験データと他の研究者が報告している低線量域でのデータと比較、検討を行った。RBE値は、150kVp X線を標準放射線とした場合、約13mGyで最大値40になり、これよりも線量が増大しても、あるいは減少してもRBE値は減少する傾向を示した。
持木 幸一*; 赤池 裕貴*; 村田 裕*; 茂木 照十三; 石川 勇
Proc. of 2nd Int. Topical Meeting on Neutron Radiography System Design and Characterization, 0, p.335 - 342, 1995/00
中性子ラジオグラフィの研究は、原子炉では高い中性子束が得られるため、動的現象の可視化も試みられるようになったが、施設のコストや被検体の制限などで応用が限られてしまう。一方アイソトープなど低い中性子束の中性子源を用いる研究は、応用の新しい分野を開拓するための技術開発が重要である。Cf中性子源を用いる中性子ラジオグラフィのために2値化変換と最小値フィルタ処理を備えた光子係数撮像法を多機能電子撮像システムを用いて試みた。その結果ラジオグラフィのコントラストと空間分解能は、信号処理方式により改善することが出来た。
西谷 健夫; 竹内 浩; 近藤 貴; 伊藤 孝雄*; 栗山 正明; 池田 裕二郎; 井口 哲夫*; Barnes, C. W.*
Review of Scientific Instruments, 63(11), p.5270 - 5278, 1992/11
被引用回数:75 パーセンタイル:97.14(Instruments & Instrumentation)重水素放電を行うトカマクにおいて、中性子発生量の絶対較正は、核融合出力、核融合利得などのプラズマ性能を評価する上で極めて重要である。JT-60Uでは、重水素運転に先立ち、Cf中性子源をJT-60真空容器内で移動させ、中性子モニターの出力とトーラス全体の中性子発生量との関係の絶対較正を行った。まず磁気軸上の92点において点線源に対する検出効率を測定し、それを平均することによってトーラス状線源に対する検出効率を求めた。Cf中性子源と実際のDDプラズマの中性子のエネルギーの違いによる誤差や、プラズマ形状の影響などは3次元モンテカルロコードによって評価し、最終的な、中性子発生量の測定誤差は11%となった。
篠原 伸夫; 市川 進一; 馬場 澄子*; 塚田 和明*; 大槻 勤*; J.Alstad*
Radiochimica Acta, 56, p.127 - 131, 1992/00
Cfの自発核分裂で生成する短寿命ルテニウム同位体を、ガスジェット装置と組み合わせた連続溶媒抽出装置(SISAK)により迅速化学分離した。分離後、ガンマ線測定を行ない、Ruの壊変によるガンマ線のエネルギー、相対強度および核分裂相対強度を新たに決定した。
塚田 和明*; 大槻 勤*; 末木 啓介*; 初川 雄一*; 吉川 英樹*; 遠藤 和豊*; 中原 弘道*; 篠原 伸夫; 市川 進一; 臼田 重和; et al.
Radiochimica Acta, 51(2), p.77 - 84, 1990/00
核科学研究のためのマイクロ・コンピュータで制御できる迅速イオン交換装置を開発した。これは、反応槽、ガスジェット輸送部、インジェクター、イオン交換部、放射線源作製部および放射能測定部から成る。本装置を用いて、Cfの自発核分裂で生成するサマリウムの陰イオン交換分離を約8分以上行うことができた。また本装置は加速器を用いた重イオン核反応で生成する短寿命アクチノイドの分離にも適用可能である。